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京都大学大学院理学研究科技術部は研究・教育を円滑に進めるための技術支援を専門とする部署です。

〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学理学研究科
5号館東棟

ご挨拶MESSAGE

技術部長就任にあたって

理学研究科技術部長 鈴木俊法

 2018年4月に理学研究科副研究科長に就任し、同時に技術部長を拝命しました。私は化学の教授であり、物理と化学の境界領域である物理化学という分野で、極短紫外レーザーを開発し、自らが設計した真空装置の中にある気体や液体に光を照射して、化学反応を研究しています。

 私が博士号を取得して初めて就職したのは、愛知県岡崎市にある分子科学研究所で30年前のことです。高分解能分光を用いた分子の構造と反応の研究に従事しましたが、最初の半年間は文部技官として採用され、その後助手となりました。ですから私は分子研の技術課に属して、いわゆるマシンショップに所属する技官の方達と一緒にミーティングに参加し、週末には草野球チーム(モレ球ズ)で遊び、お酒も一緒に飲みました。研究所は1980年に本格稼働した若い研究所であり、技官の人達も私と殆ど同い年で和気あいあいとしていました。私は就職して2年後に分子研を辞して日本学術振興会海外特別研究員として米国に留学しました。当時は、分子研を長期に離れる場合は、職を辞すルールがあったからです。分子研を辞める数ヶ月前にマシンショップに工作を依頼した時、「お前もうすぐ辞めるんだろ?急いで作るよ」などと言ってくれたことを懐かしく思い出します。皆、若く元気いっぱいでした。

 その分子研からは、毎年技術課の活動報告として、「かなえ(鼎)」という冊子が送られてきます。鼎は中国の古銅器で3本の足を持った器であり、「技官、教官、事務官」は研究所にとって鼎の3本足のように大切なものであるとの思いから命名されたとのことです。私は、京大理学研究科の技術職員を考える時、いつもこの言葉を思い出し、ここでも同じように技術職員・教員(研究者)・事務職員が協力して、世界最高の教育と研究を支えていければと願っています。

 理学研究科の技術部は、飛騨や阿蘇など遠隔地に勤務する技術職員もおり、一体となって活動するには地理的な障害もありますが、皆、研究への貢献に誇りを持って取り組んでいます。私も技術職員の業務報告を聞いてその活動に誇りを感じています。技術部は常に自らの技術の向上を目指して研鑽し、真に研究に資する研究者ファーストの姿勢を持ちたい。一方、研究者・学生の皆さんも、技術職員の努力と貢献に対して敬意を持ちつつ、共に歩を進めていただければと思います。

 こうした理学研究科の活動から紡ぎ出された研究成果が、社会にとってかけがえのないものとなり、そして子供達に夢を与えるものとなる。それこそが、我々全員の願いではないでしょうか。技術部への皆様のご支援を宜しくお願い致します。
(2018年05月)


継続的な技術部の発展を目指して

理学研究科技術長 阿部邦美

理学研究科技術部は設立後8年が経過しました。私たちは設立当初から理学研究科技術部のめざすものを方針として技術部の運営を行っております。

昨年度より、私たち技術部はグループを再編し、機器開発グループ観測・情報グループ研究基盤設備整備グループと3つのグループで構成することになりました。この3つのグループは人材育成という大きな役割があります。グループごとの少人数によるコンパクトな研修は、高い専門性の向上のみならず、研修の企画、開催にむけてコミュニケーションや協調性の強化を図ることができます。また、他のグループの研修も興味のあれば参加できることにしているため、各人の意欲により、さらなる知見の向上も望めます。得られたすべてのスキルは教育研究に役立つための講習会の開催や技術支援により、京都大学に還元していきます。

理学研究科技術部はまだまだ未熟ですが今後理学のみなさまに頼りにされる技術部となることをめざして日々努力、切磋琢磨していきます。今後もご指導、ご鞭撻をいただきますよう、何卒よろしくお願い致します。


歴代代表のご挨拶

2016年
技術部長:松本吉泰、技術長:阿部邦美
2014年
技術部長:平野丈夫、技術長:馬渡秀夫
2012年
技術部長:平島崇男、技術長:阿部邦美

バナースペース

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